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2012年 11月 14日
ご無沙汰しています。
ひさしぶり、と言いますか、ほぼ1年ぶりの更新。 怠けていたわけではなく、仕事が忙しすぎたのです…… ハイ、言い訳です。 アップルシード・エージェンシーでは、 Facebook公式ファンサイトやTwitterも始めましたので、 ぜひ、そちらもご覧ください。 さて、更新していない間に、理論社さんと組んで、 「すらすら読めるから面白い 現代語で読む名作シリーズ」 を、始めました。 『舞姫』、『たけくらべ』、『野菊の墓』ときて、 今月、四番バッター登場。 『坊っちゃん』が刊行となります。 シリーズの装画を手がけるスカイエマさんのイラストが、カッコイイ! 坊っちゃんの睨みつけるような下から目線のシブい顔つきが、 「卑怯なやつは許さん!」という反骨精神を、見事に表しています。 私は、今回の装丁が、シリーズの中で一番好きです。 このシリーズを始めたときに、多くの方に、 『舞姫』や『坊っちゃん』なんて、原文で読めるじゃないか、 たとえ子どもが読めないとしても、読ませるべきだ、 という意見をいただきました。 私自身、そういう気持ちが少し、確かにありました。 ただ、先日、作家であり翻訳家でもある渡辺由佳里さんに、 初心者向けの洋書の選び方をお聞きしていたら、 こんなことを仰っていたんです。 「 名作文学は、今は使われていない言葉や表現が多く、 読むのが、難しいことがある。 そのためには、初心者さんは現代作家の本から 入った方が楽しいし、読書量が増やせますよ。 」 なるほど! これは、日本語でも、子どもの読書を考えると、 まったく同じことが言えるな、と目からウロコでした。 たとえどんなに名作であっても、 今の子どもたちが、原文を読んで「難しい」「わからない」と 思ってしまったら、そこで可能性が絶たれてしまいます。 このシリーズで、名作の世界に触れた子どもたちが、 そこから原典に当たったり、その作家の他の作品を読んだり、 読書の幅を広げていってくれるといいなぁと、思います。
by rie_togai
| 2012-11-14 16:17
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